OBSのニッチな設定(VCEの民)

新しい記事を掲載しました、そちらを参考にしてください。

personal-gaming.hatenablog.com




今回は配信、特にOBSでの設定や機器の調整を解説します!

 
以前、XBOXでの設定を解説しましたが、その設定を踏まえてOBSも設定していきます。
この設定はPS4やSwitchでも使える設定なのでOBSを使っている配信者さんの助けとなるはずです!
 
今私が使っているPCのスペックはこちら
CPU:RYZEN7 2700X
メモリ:DDR4 3200MHz 16GB
グラボ:Radeon VEGA56
と言ったちょっとニッチな構成ですw
AMDに寄った構成で、配信やゲームをしている人にとっては「珍しい!」っと思われると思います。
RYZENにした理由としてコアが多いことで1PC配信でも無理なく処理しきる能力が欲しかったという点、グラボはどうせならAMDで統一しよう、アニメ見たりするから特有の発色の良さを体験したいという理由でした。
メモリに関してはRYZENが高クロックなものを使えば使うほど性能が引き出せるという点でこの製品になっています。
 
話が逸れましたがOBSで主に使うエンコードに大きく関わるので記載しました。
 
ではOBSの設定を見ていきます。
まず最初にストリームサーバーの選択。
これは皆さん解説しているので少し調べれば出てきます。
各サイトのストリームキーを項目に入れて終わりです。
ここは難なく進むと思います。
 
2つ目に出力項目。
ここが最重要と言っても過言ではないです。
多くの方がGTX〇〇っと言った商品を使っていると思いますが、私は今回AMD製品を使っているので少し設定が違います。
私が調べた限り、配信する上でこの設定を公開しているのは日本語ページでほぼ存在しませんでした。
AMD製品ファンの方がこの設定で上手くいくことを願っています。
 
エンコードを詳細にしてAMDハードウェアエンコード「VCE」に変更、配信ではh.264しか使えませんが録画ではh.265使用できます。
265使った録画をした場合対応したプレイヤーがないと再生できないので注意がいります。
「ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適用する」の項目にはチェックを入れてください、画質が少しですが向上します。
もし出力スケーリングをするって人がいたらここのスケーリングは使わない方がいいです。
別項目で出力リサイズが出来るのでその設定を使った方が画質が上がります。

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次に表示モードを「マスター」に変えます。
そうするとあらゆる項目が設定できるようになります。

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変更した項目を重点的に紹介します。

・プリセットと品質、コーディングの種類
これは画質と容量を主に決める設定です。
私のメインストリームページはTwitchなのでTwitchを選択、これ以外だと容量が大きくなりすぎる傾向があり配信が上手くいかない可能性があります。
youtube設定もあるようですが私は使っていません。
品質はエンコードの質を決めます、VCEは非常に高速なエンコード能力を持っているので「品質」設定で問題ないです。
それ以外にするとよりブロックノイズが残ってしまい画質低下に繋がります。
コーディングの種類は「CALVC」と「CABAC」、「自動」があります。

CALVCは高速で容量が大きい(画質低下)、CABACは低速で容量が小さい(画質向上)となります。
自動だとどうなるかわからないのでCABAC設定にして画質向上を狙います、上記した高速エンコードの恩恵でそれほど遅くなりません。

・最大参照フレーム数
エンコードでどういう処理をするかを参考にするフレーム数を設定します。
エンコードに直接関係してくる値なので6~12くらいを設定します、だいたい3の倍数が好ましいようです。

・プレパスモード

2パスエンコードのような項目です、有効にするとブロックノイズが軽減しました。

 

・目標ビットレート

配信に乗っけるビットレートの値です、大きいほど重く高画質です。
1080p配信である私の配信では5500bpsになっています。
720p配信なら3000bpsくらいでも綺麗になると思います。
この値は自分の回線の強弱と要相談と言ったところです。

・フレームスキップ
エンコード中にドロップしたフレームを補う設定です。
個人的には無効にしていますがビットレートが小さい場合に有効にすると画質が向上するようです。

・VBVバッファと初期充満
エンコードする際にどれだけのビットレートを貯めておけるかの設定です、大きければエンコードが遅く高画質になります。
大体ビットレートと同じか2倍ほどの値を入れるとバランスがいいです。
充満率は100%で問題ないです。

・デブロックフィルタ
ブロックノイズの除去に使います、有効で高画質化します。

・マルチスレッド
低速なCPUを使っている時にOBSやエンコードを軽快にする設定です。
i3やRYZEN3以下のCPUで効果があるのではないかと思います、検証出来てません。
ちなみに私のRYZEN7 2700Xでは画質向上や軽快性の確保は出来ず悪化しました。

キューサイ
この項目は自己責任で設定してください。
この項目の初期値は「8」ですが、この値を小さくすると画質が向上します。
小さくし過ぎるとグラフィックボードが故障する可能性があるので私は半分くらいにしています。
効果は結構大きいようなので、自身のグラボと相談してください。

音声のビットレート

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一番上の音声項目で128又は96あたりを選べば問題ないです。
小技ですがiTunesというソフトを入れていると音声ビットレートが小さくても綺麗に聞こえるという技がありますw
特に難しくもなくソフトを入れておくだけでOKです。

最後に私のTwitchページを紹介します!
上記設定でこれだけ綺麗な配信ができます!

www.twitch.tv


非常に内容の濃い、長文になってしまいましたがこの設定ができれば高画質な配信が出来るはずです!
なにかわからないことがありましたらTwitterかコメントをしてもらえればお答えします!

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