【Radeon】2020年版 OBSのニッチな設定【VCE】

どうもこんにちは、師乱です。
ゲーム配信を生きがいにして頻繁に生配信や動画投稿をしてます。

 

今回、OBS Studioのアップデートで追加された機能で
AMD系のグラフィックボード(GPU)を積んでいるPCで【高画質化できる設定】が追加されたので、前に書いたこちらの記事を更新します!

personal-gaming.hatenablog.com

最近のグラボの傾向として
GeForceがリアルタイムレイトレーシング重視
Radeonコスパ重視
という構造が出来上がってきているように感じます。

コスパ重視のゲーマーや配信者がいてもいいではないか。
そんな人の味方に俺はなりたいw


そんな訳で俺の使っているOBSの設定を公開します。
結構な負荷をグラボにかける設定になっている、やる場合は自己責任でお願いします。

 

 

スペック


まずPCスペックから
CPU:Ryzen7 2700X
メモリ:DDR4 3266MHz 16GB
グラボ:RX5600XT ちゃるんがー

 といった具合になっています、少し前までRadeonVega56を使っていましたが調子が悪くなり新世代のRadeonを使ってみたく交換しました。(本当はRX5700XTがよかったなんて言えない)

 

今回追加された設定は新しい世代のRadeonでないと設定できないようなので注意が必要、例えば俺の使っているRX5600XTや上位機種のRX5700などです。
少しニッチな言い方になりますが(そういう趣旨だしw)
Navi系のアーキテクチャが使用されているGPUで設定可能な項目の追加があったわけ。
俺は確認できなかったがRADEONⅦももしかしたら設定できるのかもしれないです。

OBS設定

ではOBSの設定を見ていきます。
まず最初にストリームサーバーの選択。
これは皆さん解説しているので少し調べれば出てきます、噂ではニコ生もできるとか?
各サイトのストリームキーを項目に入れて終わり。

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2つ目に出力項目。
エンコードを詳細にしてAMDハードウェアエンコード「VCE」に変更、配信ではh.264しか使えないが録画ではh.265ももちろん使える、Aviutlでも同様なので高画質化する際は一考してもいいかもしれない。
ただh.265使った録画をした場合対応したプレイヤーがないと再生できないので注意が必要です。
「ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適用する」の項目はどうやらチェックを外すことが望ましいらしい。
強制的に配信サイト側のエンコードを受けるらしく、自分のPCでエンコードした映像をそのまま送った方が良さそうです。
もし出力スケーリングをするという人がいたらここのスケーリングは使わない方がいい、別項目で出力リサイズが出来るのでその設定を使った方が画質が上がりやすい。


次に表示モードを「マスター」に変更(一番下にあります)、膨大な設定が出てきます。
そうするとあらゆる項目が設定できるようになります。
 

詳細設定

・プリセットと品質、コーディングの種類
これは画質と容量を主に決めるので慎重に。
主に使っているのがTwitchなのでTwitchを選択。
この項目は皆さんがメインに使っているサイトによって異なります。
品質はエンコードの質を決めます、VCEは非常に高速なエンコード能力を持っているので「品質」設定で大丈夫。
それ以外にするとよりブロックノイズが残ってしまい画質低下になりやすいです。
コーディングの種類は「CALVC」と「CABAC」、「自動」の3パターン。

CABAC設定にして画質向上を狙います

・最大参照フレーム数
エンコードでどういう処理をするかを参考にするフレーム数を設定します。
エンコードに直接関係してくる値なので6~12くらいを設定します、だいたい3の倍数が好ましいようです。

・プレパスモード

GPU内で処理するビットレートの分布を改善する項目、負荷が増大する、有効にするとブロックノイズが軽減しました。

 

・目標ビットレート

配信に乗っけるビットレートの値、大きいほど重く高画質だが受け手にも負荷をかけます。
1080p配信で6100bpsになっている、5G始まるし多少はね?
720p配信なら3500bpsくらいでも綺麗になると思います。
この値は自分の回線にもよるのでお好みで、アップロードが速くないといけない。

・フレームスキップ
エンコード中にドロップしたフレームを補う設定。
個人的には無効にしているが、ビットレートが小さい場合に有効にすると画質が向上するらしい。

・high motion quality boost(ハイモーションクオリティブースト)

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新しく加えられた設定。
海外の設定を紹介するサイトの解説によれば、この設定を有効にすればビットレート、解像度、フレームでより高品質を獲得できるらしい。
GeForceで言うところの新しいエンコーダ設定といった所か?
有効にしてみた結果、確かに綺麗になったかな?という感じで今のところ実感がない。
付けないよりは断然いいようなのでもちろん有効にしています。

・VBVバッファと初期充満
エンコードする際にどれだけのビットレートを貯めておけるかの設定、大きければエンコードが遅く高画質になる。
ビットレートと同じ値にすると大体1秒ほどの遅延が発生する。
大体ビットレートと同じか2倍ほどの値を入れるとバランスがいい、VCEは高速なエンコードなのでほぼ問題ない、配信サイト側でも低遅延モードを使えば大体3~5秒ほどで映像が反映されるようにできる、これでも十分に速い。
充満率は100%で。

・デブロックフィルタ
ブロックノイズの除去をします、特にオフにしないで大丈夫。

・マルチスレッド
低速なCPUを使っている時にOBSやエンコードを軽快にする設定。
RYZEN3以下のCPUで効果があるのではないかと思います、検証出来てません。
ちなみに私のRYZEN7 2700Xでは画質向上や軽快性の確保は出来ず悪化しました。

キューサイ
この項目の初期値は「8」ですが、この値を小さくすると画質向上が見込めます。
小さくし過ぎるとグラフィックボードが故障する可能性があるらしいので半分くらいがいいのかも?
結果は大きいので自身のグラボと相談して決めてください。

音声ビットレート


一番上の音声項目で128又は96あたりを選べば問題ないです。
小技でiTunesというソフトを入れていると音声ビットレートが小さくても綺麗に聞こえるAACコーデックというものが自動で適応されるらしい、画質に出来るだけビットレートを持っていきたいのでぜひ入れることをオススメします。

ここまで出来ればもうRadeonビデオカードでも高画質配信できます!
ぜひいいプレイを配信、録画してみてください!

最後に私のTwitchページを紹介します!
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